両津、究極のパチンコ台を開発!? 破天荒すぎる計画!

タイトル:「両津、究極のパチンコ台を開発!? 破天荒すぎる計画!」

1. 騒がしい派出所の朝

秋葉原の派出所。いつものように平和な朝が訪れていた――と言いたいところだが、そこには両津勘吉の姿がない。中川と麗子が心配そうに周りを見回すが、彼の姿はどこにも見当たらない。

「おかしいですね、いつもなら真っ先に何かトラブルを起こしている両さんが…」と麗子が眉をひそめる。

「今日は静かですね。でも、両さんが何もしていないというのも逆に不安です。」と中川も同意する。

そんな話をしていると、派出所のドアが勢いよく開かれ、両津が飛び込んできた。「中川!麗子!これを見ろ!」と、両津は両手に大きな設計図を持ってニヤニヤと笑う。

「また何か悪巧みですか、両さん?」と麗子があきれ顔で言うが、両津はそんな言葉を気にも留めず、胸を張って「オレの最高傑作だ!パチンコ業界に革命を起こすパチンコ台、その名も『両津スペシャル!』だ!」と自慢気に語る。

2. 両津のパチンコ台計画

両津の計画は、業界に衝撃を与えると自信満々だった。その内容はというと、通常のパチンコ台とは一線を画す、とにかく派手で豪華絢爛な仕様。大当たりが出るたびに、花火が上がる仕組みや、演出中にはレーザー光線とミラーボールが回り始めるという、まさにカジノ顔負けのド派手な演出が売りだという。

「どうだ!すごいだろう?」と、両津は目を輝かせるが、中川と麗子は呆れ返っていた。「両さん…そんな台、誰が許可を出すんですか?」と中川が冷静に突っ込むが、両津は「細かいことはいいんだよ!オレのアイデアなら、きっとパチンコ業界は大儲けするんだ!」と全く反省の色がない。

「また失敗して借金を背負うことにならなければいいんですけど…」と麗子がため息をつく。

3. 予想外の大ヒット

そんな彼らの心配をよそに、両津は早速行動を開始。秋葉原の裏路地にあるパチンコメーカーと手を組み、密かに『両津スペシャル』の開発が始まる。資金は全て両津が「今まで貯めたへそくり」を使ったと言うが、実際は派出所の備品や交番の予算を勝手に使い込んでいたことは言うまでもない。

開発が進む中、両津は「オレの台は絶対に人気になる!」と自信たっぷりで、街中にビラを配りながら宣伝を始めた。そして、ついに『両津スペシャル』が完成。秋葉原のパチンコ店に導入されると、予想外の大ヒットを記録する。

「えっ…本当に売れているんですか?」と麗子が信じられない様子で両津に尋ねる。

「当たり前だ!オレの才能を甘く見るなよ!このパチンコ台、皆が夢中になること間違いなしだ!」と両津は得意気に語る。

だが、実際に台を打ったプレイヤーたちの声はと言えば、「派手すぎる」「花火がうるさい」「ミラーボールで目がチカチカする」と、全く好評ではない。だが、逆にその奇抜さがSNSで話題となり、「一度は打ってみたい!」という人々が続々と押し寄せ、結果的に大繁盛することに。

「両さん、本当にすごいです!こんなことがあるなんて…」と中川が感心するも、両津は「だから言っただろ!オレに任せておけって!」と大笑い。

4. 思わぬ落とし穴

しかし、ここで一つの大問題が浮上する。それは、パチンコ台に組み込まれた「花火演出」。本物の花火を店内で打ち上げるという無謀な仕様が、ついにトラブルを招く。

ある日、秋葉原のパチンコ店で『両津スペシャル』が大当たりを出した瞬間、店内の天井に向けて花火が打ち上げられ、その結果、天井のスプリンクラーが作動。店内が水浸しになるという大惨事に発展してしまう。

「うわあああ!なんだこれは!?」と客たちは逃げ出し、パチンコ店は大パニックに。

「両津!お前、何をしているんだ!」と激怒した部長が現れ、両津は「いや…オレはただ、盛り上がる演出を…」と弁明するが、部長は「こんなことをして、どうやって弁償するつもりだ!」と頭を抱える。

5. 最終的な結末

結果的に、両津の「大ヒットパチンコ台」は、店舗に多大な損害を与え、パチンコ店側から訴えられることに。全ての責任を取ることになった両津は、借金地獄に突き落とされる。

「結局、こうなるんだよな…」と頭を抱える両津を、部長が「当然だ!お前はいつも無茶ばかりするからだ!」と叱り飛ばす。

しかし、両津は懲りずに「次はもっと安全な演出を考えよう…!」と再び新たなパチンコ台のアイデアを練り始めていた。

「もう、勘弁してくれ…」と中川と麗子は深い溜息をつくが、両津の野望は止まることを知らない。

終わり


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