こち亀 「密室の中の大冒険」
こち亀 「密室の中の大冒険」
登場人物:
- 両津勘吉
- 中川圭一
- 秋本・カトリーヌ・麗子
- 大原部長
- 角刈りの三木
第1章:密室の招待状
「ちょっと両さん、あんたも来なよ!」
秋本・カトリーヌ・麗子が、電話越しに元気な声で両津勘吉を誘った。麗子の声に誘われて、両津は週末のパーティーに参加することになった。麗子が主催するのは、著名なデザイナーによる新作発表会。そのため、会場は特別な装飾が施されており、何でも“超豪華”らしい。
「はぁ?また面倒なことに巻き込まれるのか?」と文句を言いながらも、両津はお祝いごとには目がないため、招待状を受け取るとさっそく新しいスーツを購入した。案の定、あれこれ理由をつけて喜び勇んで出かける両津だった。
第2章:豪華な会場と不安な雲行き
会場に到着すると、そこは豪華な高級ホテルの一室だった。部屋はシャンデリアが輝き、豪華なシルクのカーテンが掛かっている。中川圭一と大原部長もすでに到着しており、麗子に歓迎されていた。両津はその光景に感心しながらも、何か不穏な雲行きが漂っているような気がした。
「おい、これから大事な発表があるって聞いたけど、何か気になることがあるな。」と、両津は周囲を見渡す。すると、三木が部屋の隅で小さくなっているのを見かけた。どうも彼は緊張している様子だった。
その時、部屋の照明が一瞬消え、再び点灯すると、部屋の真ん中に大きなボックスが置かれていた。麗子がそのボックスに向かって、「これが本日のメインイベントよ!」と紹介する。
第3章:密室の大事件
麗子の説明によると、そのボックスにはデザイナーが用意した特別なプレゼントが入っているとのこと。しかし、ボックスの中身が何であるかは公開されていない。皆が興味津々で見守る中、突然、部屋のドアがバタンと閉まり、誰も外に出られない状態になってしまった。全員が驚きと混乱の中で顔を見合わせる。
「これは一体どういうことだ!?」と両津は慌てる。麗子も焦りながら「これ、どうにかして!」と叫ぶ。中川が冷静に調べるも、部屋の外からは一切反応がなく、スマホも通じない状態だ。
そこで、大原部長が「冷静に考えろ。何か手がかりがあるはずだ。」と言い、みんなでボックスを開けることに決めた。いろいろな道具を使い、ボックスを開けると、そこには複数の小さな箱が入っており、それぞれに「挑戦」と書かれていた。
第4章:挑戦の連続
挑戦は簡単なものから難しいものまで様々で、みんなはそれぞれの挑戦に取り組むことになった。両津は「たこ焼き作り」の挑戦に取り組むことになり、普段は簡単にできると思っていたが、ボックスの中には奇妙な材料や道具が詰め込まれており、混乱が続く。
「これ、どうなってんだ?こんな材料でたこ焼きなんて作れるわけないだろ!」と両津は叫びながらも、一生懸命に頑張る。中川は「数式パズル」に挑戦し、複雑な数式に四苦八苦。大原部長は「謎解き」に取り組み、難解な問題に悩む。
その中で、麗子がボックスに貼られたヒントを見つけ、「挑戦をクリアすると、出口が開く」と記されたメモを発見する。これを元に、全員が協力して挑戦に取り組むことになった。
第5章:ラストスパートと真相
挑戦が進む中、部屋の空気が次第に緊迫感を増していく。両津がたこ焼きをどうにか完成させ、パズルも解けたが、最後の謎解きがどうしても解けない。
その時、三木が「私が最後の謎を解きます!」と叫び、挑戦を引き受ける。彼は冷静に謎解きを進め、ついに全ての挑戦をクリア。すると、部屋の扉が開かれる音が響いた。
しかし、扉が開いた先には、普通の出入り口ではなく、さらに複雑な仕掛けが待っていた。全員が驚愕する中、麗子が「実はこれ、私たちのチームビルディングのためのイベントだったの!」と告げる。
第6章:ハラハラドキドキのオチ
全ての挑戦を終えた後、部屋を出ると、広いスペースに豪華なバンケットが広がっていた。全ての挑戦は、仲間同士の協力を促すためのものだったのだ。
しかし、両津が最後に「それなら最初から言ってくれればよかったんだ!」と愚痴ると、大原部長が「そうだ、いきなり密室で試すなんて恐怖のプレゼントだな」と同意。中川も「本当にギャグが多すぎてついていけなかった」と笑う。
麗子が「でも、これでみんなが仲良くなれたでしょう?」と言うと、全員が「うーん、まあそうかもね」と納得したような顔をする。その時、部屋の隅から「最後の挑戦があるぞ!」と三木が叫び、全員が再び驚く羽目になる。オチとして、その挑戦が「サプライズダンスパーティー」であることが判明し、両津と仲間たちは最後まで楽しい時間を過ごした。
エピローグ:
帰り道、両津は「また何か面倒なことに巻き込まれたな。でも、仲間と一緒に過ごせて良かった」とつぶやく。中川と大原部長、麗子がそれに同意しながらも、次回のイベントにどんなハプニングが待っているのか不安な様子で歩き去った。
その後、両津は「これからはもっと警戒しないと…」と心に決めるのであったが、またしても予想外の冒険が待ち受けていることを誰も知る由もなかった。
完