両津の豪華リゾート計画!派出所で大騒動
タイトル:「両津の豪華リゾート計画!派出所で大騒動」
1. 忙しい朝
秋葉原の派出所。中川が書類整理をしていると、両津がいつものようにデスクでいびきをかいて昼寝をしていた。麗子はそんな両津を見ながら、半ば呆れた様子でコーヒーを飲んでいる。
「両さん、いつも寝てばかりですね」と麗子がため息混じりに言う。
「まったく、これで給料をもらってるんだから驚きです」と中川も同意する。
そのとき、派出所のドアが勢いよく開き、部長が現れた。「両津!また寝てるのか!お前は公務員だぞ!」
突然の怒鳴り声に、両津は飛び起きた。「おい、部長!うるさいなぁ。オレはちゃんと考えてるんだよ、次のビッグな作戦を!」
「作戦?まさか、また何か無駄なことを企んでるんじゃないだろうな?」と部長が眉をひそめる。
「ふふん、今回は違うぞ!オレの夢は、みんながリラックスできる究極のリゾートを作ることだ!」と両津は胸を張った。
「リゾート?お前にそんなことができるわけないだろう!」と部長は呆れ顔。
「違うんだよ部長!今回は派出所を改造して、温泉リゾートにするんだ!」と両津は誇らしげに叫ぶ。
2. 両津の「温泉リゾート計画」
両津の目論見はこうだ。派出所を温泉地のように改造し、近隣の住民や観光客から「入浴料」を取って稼ごうという考えだった。温泉の代わりに、水道から出るお湯を使って「温泉気分」を演出するという無茶な計画だ。
「まず、このデスクを全部どかして、ここに露天風呂を作る!そして、あっちには休憩スペースを設置!お茶と団子を売れば一石二鳥だ!」と両津は派出所の図面を広げ、説明を始める。
「両さん、それはさすがに無理がありますよ」と中川が冷静に指摘。
「そうよ、派出所をリゾートにするなんて聞いたことないわ」と麗子も呆れた表情。
だが、両津はまったく聞く耳を持たず、「よし!早速準備に取り掛かるぞ!」と興奮気味に動き出した。
3. 大工事の始まり
両津はどこからか大量の道具を持ち出し、派出所内を工事現場のようにし始めた。机や椅子は外に出され、床にはシートが敷かれ、まるで本当に温泉リゾートを作るかのように働いていた。
「両さん、本当にこれでうまくいくんですか?」と中川が心配そうに尋ねる。
「もちろんだ!これで大儲けできるぞ!温泉に入った後は、オレの特製ラーメンも楽しめるんだ!」と両津は自信満々。
「またラーメンですか…」と麗子がため息をつく。
しかし、次の瞬間、大きな問題が発生した。両津が水道管に手を出してしまい、派出所中が水浸しになってしまったのだ。
「ぎゃあああ!何だこの水は!」と両津が叫ぶが、事態は収拾がつかない。
中川と麗子も驚いて逃げ惑い、部長は怒り狂って両津を叱責する。「お前!何をやってるんだ!派出所を水没させてどうするんだ!」
「いや、これは温泉の準備中なんだ…少しミスがあっただけだ!」と両津は必死に言い訳するが、部長の怒りは収まらない。
4. 温泉リゾートの危機
水浸しになった派出所は混乱の極みだったが、両津はあきらめることなく、「今度はちゃんと温泉っぽくする!」と再び作業を始めた。だが、次にやってきたのは火事騒ぎだった。両津が無理やり設置した「温泉ジェネレーター」が過熱し、煙を出し始めたのだ。
「両さん!これ、本当に危ないですよ!」と中川が叫ぶ。
「大丈夫だ!ちょっとした不具合だ!」と両津は必死に装置を直そうとするが、火花が散り、派出所内は一時的に停電してしまう。
「両津!これ以上やったらクビだぞ!」と部長が激怒。
しかし、両津は全くめげず、「よし!次は屋上でビーチを作るぞ!」と言い出した。
5. 最終的な大失敗
両津は最後の手段として、派出所の屋上に砂を運び込み、「人工ビーチ」を作る計画を実行に移した。ビーチチェアとパラソルを並べ、サングラスをかけた両津は、「ここは究極のリラックスゾーンだ!」と満足そうに宣言した。
「両さん、これはもう完全に無茶苦茶ですよ…」と中川が呆れるが、両津は全く気にせず、「これで観光客が殺到するぞ!オレのリゾート計画は成功だ!」と笑い続ける。
だが、そこに再び部長が現れ、「両津!もう限界だ!お前は完全にクビだ!」と激怒。
両津はあまりにも強引なリゾート計画の結果、派出所全体をめちゃくちゃにしてしまい、ついに部長の怒りの頂点に達したのだった。
6. 結末
結局、両津の「豪華リゾート計画」は完全に失敗に終わり、派出所は修理のために一時閉鎖されることに。
「両さん、次はもう少し現実的なアイデアを出してくださいね」と中川がため息をつく。
「現実的?そんなつまらないこと、オレにはできないぞ!次は究極の宇宙旅行を計画してるんだからな!」と両津は全く反省せず、新たな計画を胸に秘めていた。
「もう勝手にしてくれ…」と麗子と中川は呆れ果て、次の両津の大失敗を予感しながら、今日も静かな派出所に戻るのだった。